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大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査について
大腸がんも、早期発見・早期治療の重要性は言うまでもありません。40歳を超えられた方や、便に異常のある方、ご家族・身内にがんの方がおられる人は、一度内視鏡検査を受けましょう。
大腸内視鏡検査は、しんどい・痛い・大変というイメージがあるでしょうが、必ずしもそうではありません。また、大きな病院で大腸検査を行ったほうが、苦痛が少ないとは一概に言えません。
当院では、患者さまへの検査説明も丁寧に行った上での、苦痛の少ない検査に努めております。
当院の内視鏡検査は、予約制を基本としております。事前にご連絡の上、ご予約をお取りください。
ただし、腹痛や血便などの症状がある方は、先に受診してください。
内視鏡用炭酸ガス送気装置の導入
内視鏡検査時の苦痛を軽減するため、当院では炭酸ガス送気装置を導入しております。
これは内視鏡を使って、消化器管腔内に炭酸ガス(CO2)を送気できる装置です。空気と比べて生体吸収性に優れていることにより、拡張した腸管を速やかに収縮させ、患者さまの膨満感からくる苦痛を緩和してくれます。
検査後、お腹が張って痛い、しんどい、などの症状の緩和が期待できます。
大腸内視鏡検査の流れと注意点
検査前日から検査後までの流れを、注意点を含め順番にご説明いたします。
ご自宅~検査まで
検査前日(ご自宅)
主な準備は下剤の服用です。
- 下剤(腸管洗浄剤)を事前にお渡ししますので1週間前までに一度受診してください。
- 錠剤の下剤を検査前日の寝る前に、ご自宅でお飲みください。
- 水分はとっていただいて大丈夫です。
検査当日(ご自宅からクリニックまで)
- 検査当日朝、洗腸剤(1.8L)を服用してください。(錠剤の洗腸剤などもあります。詳しくはご相談ください。)
- 服用後4~5時間で宿便が除去されますので、便が出たらご来院いただき、午後から検査を開始します。
検査前(クリニックで)
- 来院後受付を済ませたら、検査着に着替え、脱水予防のために点滴を行います。
- 検査台に横になり、おなかを楽にします。力を抜いて楽にしてください。
- 内視鏡を挿入する部位にゼリー状の局所麻酔を行います。
- ご希望の方には鎮静剤を注射します。ウトウトと眠い状態になります。
- 検査開始となります。
検査中~検査後
検査の方法について
- 心拍数・酸素濃度などを観察しながら検査を進めます。
- 細くて長い内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体をモニターで観察します。
※病変があれば生検という細胞の検査をしたり、ポリープがあればその場で取る場合もあります。 - 検査は15分程度で終了します。
※ポリープの切除を行う場合は、大きさや数により、30分~40分程度かかる場合があります。
※鎮静剤を使用した方は、作用によりウトウトしている状態の中であっという間に終わります。
検査後(クリニックで)
- 着替えが済んだら、(鎮静剤を注射した方は覚醒した後に)検査の結果をご説明いたします。
- 鎮静剤を注射した場合は、少し休んでからお帰りください。
検査後の注意点
食事・飲酒について
- 検査後、食事可能な時間帯をお伝えしますので、それまでは食事をお控えください。
- ポリープを切除した方は、10日前後硬い野菜(ゴボウやタケノコなど)や骨を含む食べ物(魚など)の摂取・アルコールの飲用はお控えください。
- 入浴は問題ありませんが、長風呂はおやめください。
- ポリープを切除した方も、短時間の入浴は可能です。詳しくはご相談ください。
- 激しい運動は避けてください。
- ポリープを切除した方は、10日間ほどは運動はお控えください。
麻酔・鎮静剤等について
大腸の内視鏡検査は一般的に、麻酔を使用して検査を行います。
緊張を取るための鎮静剤と胃腸の動きを止める鎮痙剤を注射します。リラックスした状態で検査が受けられます。
妊娠中や授乳中の方には麻酔は使いません。
また過去に薬が合わなかったという方には、麻酔・鎮静剤、鎮痙剤を使用せずに検査を行います。
検査に際し、ご不明点やご不安なことがございましたら、どんなささいなことでもご相談ください。